コンテンツを入れ始めてから構造を変えると、受講生の進捗が飛びます。
会員サイトは、作るのは簡単で、直すのが面倒な部類です。販売後に階層を入れ替えると、どこまで見たかの記録が追随しないことがある。受講生から「進捗が消えた」と連絡が来るのは避けたい。
入れる前に決めておく項目を書きます。
商品構成と階層を一致させる
会員サイトの階層は、商品構成をそのまま写したものにします。
よくないのは、商品は3つのステップで説明しているのに、会員サイトは5つのコースに分かれているパターン。買った人が「自分が買ったものはどれか」を探すことになります。
LPで「3ステップで学べます」と書いたなら、会員サイトのトップにもコースが3つ並んでいる。それだけで、買った直後の不安が減ります。
追加コンテンツや特典は、本編とは別の場所にまとめる。本編の間に挟むと、どこまでが商品でどこからが特典か分からなくなります。
公開タイミングをどう制御するか
全部いきなり見せるか、順番に開放するか。
全部見せる場合、買った人は好きな順で進められます。既に知識がある人には親切ですが、初心者は「どこから手を付けるか」で止まります。
順番に開放する場合、脱落は減ります。ただし「金を払ったのに全部見られない」という不満は出る。ここは商品の性質次第です。
手を動かす系の講座は開放型のほうが完走率が高く、知識を届ける系は全部見せたほうが満足度が高い。そういう傾向を感じていますが、扱ったジャンルの偏りかもしれないので、そこまで自信はありません。
どちらにするにしても、最初に決めます。後から開放型に変えると、既に全部見た人とこれから買う人で見え方が変わって、問い合わせが増えます。
動画をどこに置くか
動画をどのサービスに置くかは、後から変えると全リンクを貼り替えることになります。
選択肢は、YouTubeの限定公開、Vimeo、それとツール側のアップロード機能。
YouTubeの限定公開は無料で、再生も安定しています。ただしURLを知っていれば誰でも見られるので、共有されるリスクがある。単価が低い商品なら許容範囲、高単価なら避けたほうがいい。
Vimeoは埋め込み先のドメインを制限できるので、URLが漏れても会員サイト以外では再生されません。有料ですが、高単価商品ならこちらを勧めます。
決め手は商品単価と、漏れた場合の損失です。3万円の講座なら多少漏れても飲み込めますが、30万円の講座で漏れたら痛い。
進捗管理を入れるか
視聴済みのチェックや進捗バーを入れるかどうか。
入れると完走率は上がります。人は埋まっていくものを埋めたくなるので。
ただし進捗を取ると「誰がどこまで見たか」が分かるようになるので、それを見る運用が発生します。見ないなら入れる意味は半減する。
サポートを付ける商品なら入れたほうがいい。止まっている人に声をかけられます。売り切りで放置する商品なら、無くても成立します。
追加コンテンツの置き場所を最初に空けておく
これは後から効いてきます。
講座は必ず追加されます。受講生から質問が出て、それに答える形で補足動画を撮ることになる。半年も運用すると、最初になかったコンテンツが10本くらい増えています。
その置き場所を最初に作っておく。「補足」「よくある質問」みたいなコースを、空のまま1つ用意しておくだけでいい。
これが無いと、本編の中に無理やり差し込むことになって、番号がずれます。「第3章」と呼んでいたものが第4章になると、過去のメールやサポートのやり取りと食い違う。地味に面倒です。
まとめ
商品構成と階層を一致させる。公開タイミングを先に決める。動画の置き場所を単価から決める。進捗管理は運用する気があるときだけ入れる。追加コンテンツの枠を空けておく。
コンテンツを入れ始めたら、構造はもう触らない。そのつもりで最初に決めきります。
ここを面倒がって走り出すと、たいてい3ヶ月後に作り直しています。自分も何度かやりました。